小学校のために何かしておきたい。でも、今夢中になっているレゴ遊びを、急いで「勉強」に変えたくはない。そう感じるお母さんもいるのではないでしょうか。
幼児期に大切にしたいのは、熱中できること、楽しいこと、好きなことをさらに伸ばすことです。その中で生まれる「どうして?」「もう一回やってみたい」が、後の学びにつながる経験になります。小学校の準備を考えるときも、その順番を大切にしましょう。
小学校への準備は、好きな遊びを深めた先に
レゴで作った仕組みが気になって試す、先生に見せたくて説明する。考えることや伝えることは、好きな活動の中にも現れます。それらを毎回の評価項目にせず、子どものやりたいことを支えた先で出会う経験として大切にします。先取りのために楽しさを後回しにする必要はありません。
小学校のプログラミング教育は、何を目指すの?
文部科学省の手引では、小学校段階のプログラミング教育は、プログラミング言語を覚えたり、技能を習得したりすることだけをねらいとしていません。意図した動きを実現するために、必要な動きや組み合わせを考えることなどが重視されています。
また、プログラミングを体験することだけで学びを完結させるのではなく、教科等の学びや、課題について調べ考える活動の中に位置づける考え方が示されています。
授業の具体的な教材や進め方は学校によって異なります。「このソフトを使えなければ困る」と一律に考える必要はありません。
出典:文部科学省『小学校プログラミング教育の手引(第三版)』
幼児期の準備1.やる前に、小さく予想する
予想は、立派な説明でなくて大丈夫です。ブロックで坂を作ったら、「車はどこまで進むと思う?」と聞き、指さしてもらうだけでも参加できます。
すぐに答えを教える代わりに、実際に試して確かめます。外れたときも「そうならなかったね。何を変えてみようか」と次につなげれば、予想を間違えることが失敗で終わりません。

幼児期の準備2.一つ変えて、違いを見る
たとえば坂の高さと車の種類を同時に変えると、何によって結果が変わったのか分かりにくくなります。まずは同じ車で坂の高さだけを変えると、比べる点を絞れます。
幼児に厳密な実験を求める必要はありません。「さっきと違うのはどこ?」と、見える違いを一緒に探してみましょう。これは家庭向けの遊びの提案であり、学校や教室の標準カリキュラムを示すものではありません。
幼児期の準備3.自分なりの方法で伝える
作品ができたら、「何を作った?」「どこが気に入っている?」と聞いてみます。言葉での説明が難しければ、動かして見せる、指さす、絵にする方法もあります。
大人が上手な説明に言い直しすぎず、本人が伝えたいところを受け止めると、次に聞く質問も見つかります。毎回発表の時間を設ける必要はありません。本人が話したいときのやり取りから始められます。
探究学習につながる「問い」を大切に
ここでは探究を、気になったことについて問いを持ち、調べたり試したりしながら考えを深める活動として説明します。
「どうして車が止まるの?」と聞かれたら、すぐに説明するほかに、「どこで止まったか見てみよう」と観察へつなぐ方法があります。そこから道を変え、もう一度試せば、お子さんの疑問が活動の出発点になります。
うちの子の「好き」が広がる教材診断
正解・不正解を決める診断ではありません。今の様子から、取り組みやすい学び方の入口をご案内します。
大人が用意した課題だけでなく、遊びの途中で生まれた疑問も学びのきっかけです。
教室体験では、先生の問いかけに注目
幼児の教室を選ぶときは、難しい教材を使っているかに加えて、次のような関わりを見てみましょう。
- 子どもの「こうしたい」を聞いているか
- 結果を確かめる時間があるか
- うまくいかないとき、別の方法を試せるか
- 作ったものや工夫を伝える場面があるか

CotoMiraiの個別指導では、興味やレベルに合わせた目標設定と、試行錯誤や表現を大切にしています。具体的な取り組みは体験時にご確認ください。
「なぜ?」に、いつも正解を返さなくてもよい
お子さんから質問されると、正しい説明をしなければと感じることもあります。でも、その場ですべてを説明し切る以外にも、一緒に見直す、図鑑で調べる、別の条件で試すという関わり方があります。
「お母さんも今は分からないから、一緒に確かめよう」と言えば、分からないことが次の行動につながります。試しても理由が分からない場合は、気づいたことを絵や写真で残し、後日先生に聞く方法もあります。
遊びを毎回学習としてまとめる必要はありません。疑問を大切にしてもらえた経験や、自分で確かめる面白さを、日々のやり取りの中で少しずつ重ねていけます。
家庭と教室で役割を分ける考え方もあります。家では自由に作る時間を取り、教室では普段使わない教材や先生との対話に触れるなど、同じことを繰り返す必要はありません。お母さん自身がプログラミングに詳しくなくても、何を面白がっていたかを聞くことから、お子さんの学びに関われます。
「好き」とご家庭の希望から教材を選ぶ
CotoMiraiでは、レゴ・デュプロ・プログラミングトイのような実物の教材も、絵を動かすビスケットや、お話づくりを楽しめるスクラッチジュニアも選択肢になります。タブレットの利用が心配なら、その気持ちもお聞かせください。画面なしの活動から始めるなど、今の「好き」とご家庭の希望から相談できます。ScratchJrの公式対象は5〜7歳で、使用教材は参加する活動と本人の様子に合わせて選びます。
よくある質問
小学校入学前に通塾は必要ですか?
必須ではありません。家庭の遊びでも、予想する、試す、比べる、伝える場面をつくれます。教室は、その経験を広げる選択肢の一つです。
タイピングを先に練習した方がよいですか?
文字入力以外の方法で取り組める活動もあります。学校での学び全体をタイピングの速さだけで捉えず、お子さんの年齢や関心に合う活動を選びましょう。
レゴやロボットも準備になりますか?
教材名だけでなく、予想して動かし、結果を見て作り直す経験があるかがポイントです。扱う教材と活動の両方を確認してください。