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【不登校の居場所xプログラミングスクール】10年前のプログラミング教育と居場所作り:子どもが輝く場所を見つける

コラム

1. 10年前のプログラミング教育は今と違った

現在では、学校の授業や習い事として「プログラミング」が一般的になりましたが、10年前はまだ特別な存在でした。プログラミングに興味を持つ子どもは、ごく少数で、「理科が好きな子」や「機械に興味がある子」が集まる場として、限られた環境で学ぶものでした。

実は「プログラミング教育」という言葉自体が使われるようになったのは、2018年頃からです。2020年の小学校での必修化に向けて、この言葉が広まり始めました。それ以前は、学校教育の一環というよりも、個人の趣味や専門的な学びとしての位置づけが強かったのです。

例えば、ロボットプログラミング教室や科学系のワークショップなどは、地域でも数えるほどしかなく、「ちょっと変わった理科好きの子」が集まる場でした。彼らは、学校ではなかなか理解されない趣味を持ち、同じ興味を持つ仲間と出会うことで、初めて「自分の居場所がある」と感じられることが多かったのです。

当時、私が埼玉で教えていた頃は、居場所を求めて遠方から通う子どもも多くいました。群馬や神奈川といった県外からも、好きなことに打ち込める場を求めてやってくる子どもたちがいたのです。

当時のプログラミング教育は、今よりも自由度が高く、子どもたちが自分の好きなことに没頭できる場所でした。学校の成績に関係なく、「作ることが楽しい」「新しいことを学ぶのが面白い」と感じる子どもたちが自然と集まっていたのです。

2. 居場所としてのプログラミング教室

現在のプログラミング教室は、習い事の一環として多くの子どもが参加するようになりました。しかし、その背景には「学校での学びに合わない子どもが、安心して学べる場を求めている」という側面もあります。

こんな子どもにとって大切な場

  • ロボットやゲーム作りが好きだけど、学校の勉強には苦手意識がある
  • 集団生活が苦手で、学校では思うように発言できない
  • 自分のペースで学びたいのに、学校の授業ではペースを合わせられない

こうした子どもたちは、プログラミング教室やものづくりの場で、自分の興味を追求しながら、のびのびと学ぶことができます。

学校では「勉強ができる子」「運動が得意な子」などの評価軸があるため、好きなことに没頭する時間が取りにくいのが現実です。しかし、プログラミング教室では、「好きなことを続けること」が何よりも大切にされます。

3. 学校外に学びの場を作る重要性

プログラミング教育の普及によって、学校でも授業に取り入れられるようになりましたが、やはり「好きなことをとことん学ぶ場」としてのプログラミング教室やワークショップは、特別な価値を持ち続けています。

なぜ学校外の学びが必要なのか?

  1. 自分のペースで学べる
    • 学校の授業は全員が同じペースで進むため、じっくり学びたい子どもには難しい場合がある。
    • 学校の評価に縛られず、「楽しい」「もっと知りたい」という気持ちを大切にできる。
  2. 仲間を見つけられる
    • 学校では「プログラミング好きな子」が少数派になりがちだが、外の学びの場では同じ興味を持つ仲間と出会える。
    • 共通の興味を持つ友達ができることで、自信につながる。
  3. 成功体験を積める
    • プログラミングでは、自分で作ったものが形になるため、達成感を得られる。
    • 「自分にもできた!」という経験が、他の学びにも良い影響を与える。

4. プログラミングとものづくりが子どもの可能性を広げる

プログラミングは単なる勉強ではなく、「自分の好きなことを形にする手段」です。特に、ロボットやゲーム作りなどのものづくりと組み合わせることで、子どもたちの創造力は大きく伸びていきます。

例えば、

  • レゴとプログラミングを組み合わせて、自動で動くロボットを作る
  • オリジナルのゲームをプログラムして、友達に遊んでもらう
  • センサーを使った仕組みを作り、生活を便利にするアイデアを考える

こうした体験は、学校の勉強が苦手でも、「自分はできることがある!」と感じるきっかけになります。

さらに、ロボット・プログラミングの学びは、将来的なキャリアにもつながる可能性があります。近年では、大学入試でプログラミングのスキルが評価されるケースも増えています。また、エンジニアやクリエイティブ分野の仕事に直結するスキルとして、早い段階での習得が有利になることもあります。

5. まとめ:子どもが輝ける場所を見つける

10年前のプログラミング教育は、学校では見つけられなかった「自分らしくいられる場所」としての役割を果たしていました。今でも、その価値は変わりません。

子どもが「学校の勉強に苦手意識がある」「自分の興味を思い切り追求したい」と感じているなら、学校外のプログラミング教室やものづくりの場を活用するのも一つの方法です。

「子どもが安心して学び、仲間と出会える場所を見つけること」——それが、子どもの未来をより豊かにする第一歩になるかもしれません。

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