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私立小学校のプログラミング教室

コラム

2020年度より、小学校でのプログラミング教育が必修化されました。これに合わせ、各小学校で様々な形でプログラミング教育を取り入れていっているのが現状です。この記事では、立命館小学校・青山学院初等部・成城学園初等学校の3つの私立小学校がどのようなプログラミング教育をしているのかについて解説していきます。項目は以下の通りです。

  • そもそも、プログラミング教育は何を目指しているのか?
  • 立命館小学校のプログラミング教育の取り組みを紹介!
  • 青山学院初等部のプログラミング教育の取り組みを紹介!
  • 成城学園初等学校のプログラミング教育の取り組みを紹介!

そもそも、プログラミング教育は何を目指しているのか?

 

引用元:プロ研

 文科省は、プログラミング教育の目的について「プログラミング的思考を身に着けること」を目的として掲げています。これは、自身の目的に対して論理的に行動できる思考のことを指します。

 ただし、このプログラミング的思考力をつけていくための手段については、各自治体・小中学校に委ねられているのが現状です。明確なカリキュラム・教材が決まっていないのが現時点でのプログラミング教育の実情です。

立命館小学校のプログラミング教育の取り組みを紹介!

引用元:立命館小学校

 京都市に位置する立命館小学校では、プログラミング教育が必修化される以前からICT教育に力を注いできました。2006年の開校時から継続して、小学校1年生からのプログラミング教育を徹底しています。

 立命館小学校独自の授業として、「ロボティクス科」というものがあります。これは、英語で授業を進めつつ、プログラミング思考を養成する演習を多くしていく科目です。取り組みの例として、スパイク・ベーシックという教材を活用してロボットを動かす授業があります。指定したシナリオに合わせて、ロボットを想定通りに動かすためのプログラミングをタブレット端末上で組んでいく形の取り組みなども取り入れています。グループワークを基本としており、1人で考えるだけでなく、協力・相談しつつ論理的思考力を育んでいくことを目指しています。

 

 

青山学院初等部のプログラミング教育の取り組みを紹介!

 

引用元:アオガクプラス

 東京都に位置する青山学院初等部は、2021年9月より民間のプログラミング教育企業である株式会社CA Tech Kids(シーエーテックキッズ)とタッグを組んで、プログラミング教育を強化しています。2016年より一部の授業でプログラミング的思考の養成を開始していましたが、それを強化していく形です。

 低学年のうちから簡素なプログラミング教育に触れていき、小学校4年生から「Scratch]というソフトを使った本格的なプログラミングを開始します。この際、プログラミングに苦手意識を持つことのないようにゲームを題材とした授業が展開されます。もちろん、ただ遊ぶのではなく、プログラムについて学びながらどんな考え方が取り入れられているかについてを習得していきます。

 小学校6年生では、青山学院初等部が最大の目的としているプログラミングを活用した問題解決を目指します。また、プログラミング能力検定の受験もカリキュラム内に取り入れることも進めており、目に見える形でプログラミングの習得具合を分かるようにしようとしています。

 

成城学園初等学校のプログラミング教育の取り組みを紹介!

引用元:成城学園初等学校

 東京都に位置する成城学園初等学校では、プログラミング教育が必修化される以前からそれを意識した特別研究授業を実施してきました。

 様々なものが選べる選択授業の中に、「ユーチュー部」というものがあります。この授業活動の一環で、2018年よりソフトバンク等でおなじみのペッパーくんを絡めたプログラミング演習が行われました。

 データサイエンスの専門家がペッパーくんのプログラミング原理について授業をしたうえで、児童たちがロボットプログラミングツールを用いて理想通りに動かしていくことを目指す構成でした。はじめは「頭を触ると○○の行動を取る」「特定のワードを話すと一定の返答をするなどシンプルな対応が出来るようになることを目的に実施しました。基本的なプログラミングに慣れてからは、1つの質問から複数パターンの返答が出来るように高度なプログラミングも実施できるように変わっていきました。

 当然、自分が想定していた動きが取れないケースも多数ありますが、それの原因を掴んで次に繋げていく試行錯誤を繰り返すことで、プログラミング的思考を身に着けていくことが出来る取り組みになっていました。

https://www.kosodate-kyoto.jp/rits/period_04/index.html

https://www.seijogakuen.ed.jp/shoto/journal/krvrc800000044fe.html

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