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自由研究の進め方とレポートの書き方:親と一緒に家庭でできる自由研究の進め方・まとめ方を解説

コラム

はじめに

夏休みの自由研究は、小学生にとって学びの大きなチャンスです。子どもたちは自らテーマを選び、計画を立て、調査し、実験や観察を行い、最後に結果をまとめることで、さまざまなスキルを身につけます。しかし、自由研究を進める過程で子どもが戸惑ったり、行き詰まったりすることも少なくありません。そこで、保護者の適切な支援が非常に重要となります。この記事では、保護者が家庭で自由研究を進めるための具体的な支援方法について解説します。

自由研究のテーマ選びの方法

まず、自由研究のテーマ選びは非常に重要です。子どもが興味を持って取り組めるテーマを見つけることが、研究を成功させる鍵となります。保護者としては、以下の点を意識してサポートしましょう。

  1. 興味・関心を引き出す:子どもが普段から興味を持っていることや、よく質問してくることに注目します。例えば、動物や植物、天体、科学実験など、子どもの好奇心をくすぐるテーマを見つけることが大切です。
  2. 現実的なテーマ設定:あまりにも大きすぎるテーマや、専門的すぎるテーマは避けましょう。子ども自身が理解できる範囲で、実際に調査・実験が行えるテーマを選ぶことが重要です。
  3. 学校の学習と結びつける:1から自分でテーマを見つけて行くのはなかなか難しいです。より簡単なテーマ設定の方法として学校の教科書の実験の追加実験を行うなどのアイデアが考えられます。同じ実験を実際にやってみてそこから仮説を立てて、条件を変えて違う実験をやってみるなどが考えられます。

計画の立て方

次に、テーマが決まったら、具体的な計画を立てます。計画は、子どもがスムーズに進行できるようにするためのガイドラインとなります。

  1. スケジュール作成:夏休みの全体のスケジュールを見直し、自由研究に充てる時間を確保します。無理のない計画を立てることで、1日で完成させるのは難しいですが期間が長すぎて、途中で挫折することを防ぎます。1日にまとめて準備の時間を作って計画的に実施するのが大事です。
  2. ステップバイステップ:研究の進行をいくつかのステップに分け、それぞれのステップで何をするかを具体的に書き出します。例えば、テーマ選び、情報収集、実験・観察、結果のまとめ、レポート作成という流れで計画を立てます。

図書館やインターネットを使った情報収集のサポート

計画が立てられたら、次は情報収集です。子どもが効率よく情報を集めるために、以下の方法を試してみてください。

  1. 図書館の利用:図書館には多くの参考書や資料があります。子どもと一緒に図書館に行き、自由研究に役立ちそうな本を探しましょう。インターネットは情報が多すぎるので案外本を使って探す方がシンプルなこともあります。
  2. インターネットの活用:インターネットも非常に便利な情報源です。ただし、信頼性のあるサイトを利用するように指導しましょう。例えば、学研キッズネットやベネッセの自由研究サイトは有益な情報が多く掲載されています。

実験・観察のサポート

情報収集が終わったら、実際に実験や観察を行います。保護者としては、以下の点に注意してサポートしましょう。

  1. 安全対策:特に理科実験などでは、安全対策が非常に重要です。子どもが安全に実験を行えるように、適切な指導を行いましょう。とくに外で行うような実験や観察は熱中症対策をするようにしましょう。
  2. 観察記録:観察や実験の結果を記録する際には、日付や時間、具体的な数値や変化などを詳細に書き留めるように指導します。観察記録は後でレポートをまとめる際に非常に役立ちます。

レポートのまとめ方

最後に、調査や実験の結果をレポートにまとめます。レポート作成は、自由研究の集大成となる部分です。

科学的なレポートの基本構成

科学的なレポートを書く際には、以下の基本構成を守ることが重要です。この構成を基にすることで、情報が整理され、分かりやすいレポートになります。

  1. 表紙
    • タイトル
    • 名前
    • 学年
    • 日付
  2. 目次
    • 各セクションのページ番号を記載します。
  3. 研究の目的
    • 研究を始める理由や目標を書きます。例えば、「植物が成長するためにどのくらいの水が必要かを調べたい」というように、具体的な目的を明確にします。
  4. 背景情報
    • テーマに関連する基本的な情報や、参考にした文献、ウェブサイトの情報を簡潔にまとめます。例えば、植物の成長に必要な要素(光、水、土壌など)についての基礎知識を記載します。
  5. 仮説
    • 研究の開始時点で予測する結果を書きます。「もし〜ならば〜になるだろう」という形で記述します。例えば、「もし植物に毎日水を与えたら、他の植物よりも早く成長するだろう」というように書きます。
  6. 実験方法
    • どのように実験を行ったか、手順を詳しく説明します。使った材料や道具、実験の手順を順を追って書きます。この部分が詳細であるほど、他の人が同じ実験を再現しやすくなります[4]。
  7. 結果
    • 実験や観察の結果を記録します。数値やグラフ、写真などを使って視覚的に表現することが効果的です。この部分では、事実をありのままに記載し、解釈や考察は後述するセクションに書きます[5]。
  8. 考察
    • 実験結果を基に、得られた知見や予測との比較を行います。結果からわかることや、予測が外れた場合の理由などを論理的に考察します。「なぜこのような結果になったのか」を深掘りすることがポイントです[2]。
  9. 結論
    • 研究の目的に対する最終的な答えをまとめます。また、今後の課題や改善点についても触れると良いでしょう。
  10. 参考文献
    • 参考にした本やウェブサイトを記載します。どの情報をどこから得たかを明確にすることで、レポートの信頼性が高まります。

ポイントとコツ

  1. 簡潔に書く
    • 各セクションを簡潔に、わかりやすく書くことが大切です。特に実験方法や結果は、誰が読んでも理解できるように詳細に書きましょう。
  2. ビジュアルを活用する
    • 図や写真、グラフを多用することで、視覚的にわかりやすいレポートになります。例えば、植物の成長を日ごとに写真で記録するなど、ビジュアルエイドを積極的に取り入れましょう[6]。
  3. フィードバックをもらう
    • レポートを書いた後、先生や保護者に見てもらい、フィードバックをもらうことも重要です。第三者の意見を取り入れることで、より良いレポートに仕上げることができます。

科学的なレポートを書くことは、小学生にとって非常に良い学習体験です。正しい構成とコツを守ることで、わかりやすく、信頼性のあるレポートが完成します。保護者としては、子どもが楽しく取り組めるようにサポートし、完成したレポートを一緒に見直すことで、さらに学びを深めることができます。この記事を参考に、素晴らしい自由研究レポートを作成してください。

おわりに

自由研究は、子どもにとって学びの機会であり、好奇心を育む大切な経験です。保護者として適切にサポートすることで、子どもが楽しく充実した研究を進めることができるでしょう。ぜひ、この記事を参考にして、子どもの自由研究を成功へと導いてください。

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